お面妖狐
「ほらほら、白夜さん♪」
『で、できません!!!!』
人間に化け、その場から逃げようとする。
ギュッ
「逃がしません♪」
いつの間にか人間の姿になった総司に後ろからお腹に腕を回され、抱きつかれる。
女の子達がキャーキャー言っている。
「白夜さんからしないなら僕からします」
『えっ?!…んっ』
なっ、な…!!!
目の前には目を瞑った総司の顔。
私の口には柔らかい感触。
「これからも、よろしくお願いします」
『は…い…』
驚きすぎて固まったまま返事をする。
「白夜、総司君おめでとう」
「白夜、沖田さん、お幸せに♪」