Is you is or is you ain't my baby？

「えっ、そうですが…？」

それが一体どうしたのだろうか？

そう思った藤本に、
「年上なのに、年下の私に対して敬語を使うのは不自然じゃないかい？」

小梅が言った。

「ああ…」

藤本は首を縦に振ってうなずいた。

小梅が自分よりも年下だと言うことは自己紹介で知った。

だけど、何となくだけど彼女には敬語を使わないといけないような気がした。

やはり、小梅の躰から放たれている雰囲気がそうさせてしまうのだろうか？

「じゃあ、フツーに話すことにする」

そう言った藤本に、
「その調子だよ」

小梅は笑った。