Love Place


朱里と私は二人の時はものすごく食べる。


だからいつも二人で遊びに行くときはバイキングにしないと食事代が馬鹿にならない。


でも、今日はせっかくの旅行だし……ということで、普通のお店で食べまくっている。


それでも朱里の身体は無駄なお肉なんか付いていなくて羨ましい。


私なんか最近お肉が付いてきたのに……。


まぁだからって食べることを止める気はないんだけど。


そのままもの凄いスピードでご飯を食べ終えて、私たちは次のお店に移動した。


「いや~食べたねぇ」


「次はデザートだよ!」


「この辺美味しそうなものいっぱいあるよね」


「全部制覇しようか」


「朱里……お金のことも考えてね?」


「うっ……そうだった……」


そんなことを話しながら五回目のご飯を食べ終わって外に出た。


もう五時前ということもあってか、温泉街は朱里が付き始めていて。


大きなお祭りの屋台が並んでいるような雰囲気になっていた。


「せっかくだからみんなにお土産買っていかないとね」


「そうだね」


なんてことを買ったお饅頭を食べながら話していた。



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