イジワル同期とルームシェア!?
私の怒鳴り声をかき消すように、元希が私を抱き寄せた。
床に屈み、座り込んだ私を自分の胸に閉じ込める。

元希、そう名前を呼ぼうと思った。

しかし、呼ぶ前に元希に唇を塞がれた。
元希のかたちのいい唇で。

これは、キス……。

確認するまでもなく……。

頭の中が真っ白……というわけには行かなかった。

私は突如として大混乱に陥った。

なんで?
なんで元希が私にキスしてんの?

ええ?
何がどうしてそうなった?
今、キスしよう的な流れになってないよね?

でも、この優しくて柔らかで心地よい感触はキス以外の何物でもなく……。




「……っなして!」


私は思い切り元希の胸を押し、顔をそむけた。
キスからは解放されたけれど、元希はまだ私の身体を腕に抱いている。

ただ真剣だった表情が変わった。にっと笑った元希はいつものふざけた元希だった。


「お、涙止まったな。ショック療法成功」
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