イジワル同期とルームシェア!?
ドアの前に立ち私を送る涼子が、困惑げに謝る。


「ごめんね、みんなで調子に乗っちゃって。悪気はなかったんだよ?」


「うん、こっちこそ、ノリきれなくてごめん。まだ酔ってるのかな。気ィ使わせちゃったね」


「酔ってるなら、俺が送る」


急に割り込んできたのは元希だ。後を追ってきたのだろう。私をタクシーの後部座席の奥へ押し込み、自分も乗り込んでくる。


「じゃ、金村・嫁、あとよろしく」


元希は涼子に勝手に言って、タクシーのドアを自分で締めた。タクシーはなめらかに発車する。
押し込まれた格好で私は呻いた。


「頼んでないよ」


「同じ家に帰るんだからいいだろ?」


「送られ狼に襲われるのが心配なんじゃなかったの?」


「同居がバレないよーに、距離感出したんだろ?細かいこと気にすんなよ」


私はぶっと膨れて、車窓を眺める。
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