イジワル同期とルームシェア!?
「へー、古町はどんなのを買ったんだ?こいつのビラッビラでさ、泳ぐのに全然向かないんだよ」


努くんが横から言う。ビラッビラとは、涼子がこの前買ったフリンジビキニだろうか。確かにその形容で合ってるけれども。
涼子が憤慨した声で文句を返す。


「そんなに本気で泳ぐわけじゃないんだから、可愛さ重視でいいの!ね、文?」


「はは、そうかもね。バタフライするわけじゃないからね」


私が買ったのは、ボーダーのビキニ。勿論、タンクトップとショートパンツ付きだ。
今の沈んだ気持ち的には、極力肌の露出は控えておきたい。

ちょうど、サッコたちの姿が駅の方向からやってくる。
涼子が合図しようと手を振り上げる。


「古町」


涼子が聞いていないタイミングで、努くんが口を開いた。


「青海とのこと、涼子がお節介なことを言ったみたいだな。悪かった」


努くんは涼子からすべて報告を受けているのだろう。
私は少し驚いてから、首を振った。


「違うよ、涼子は正しいの。安易に男子と同居を選んだ私が間違ってた」
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