狼さんに喰われたい。
「ミャー、ここにいて?」


「それは無理です。」


「どうしても?」


「どうしても。
今朝も言いましたが、私はこれから引越しやら仕事やらで忙しいんで。」


今の大神さんなら分かってくれるかも。

...そう思ったのが間違いだった。


一瞬にして大神さんにベットの上に組み敷かれた。


「ごめんね。
どうしても我慢出来ないや。」


「いや、あの...
今の話、聞いてましたよね?」


「うん、聞いてた。
ミャーがここにいるって言ってくれたら、我慢するつもりだったんだけどな。」


仕方ないよね?と大神さんが苦笑いをする。
< 43 / 98 >

この作品をシェア

pagetop