狼さんに喰われたい。
「ミャー大丈夫?」

むくりと起き上がると、私を犯した張本人が心配そうに訊いた。


「訴えてやる。」


「えー?
その割にはミャーも悦んでたよ?」

悔しくて大神さんを睨んだ。



「引っ掻きそうな睨みだね。
で、痛い所は無い?」

私をシーツで包んで、大神さんが眼鏡を掛けながらお茶を沸かす。


「...はい。今の所は。」


「そっか。
いっぱい濡らしてから、指入れたからねー。」

呑気にお茶を啜る大神さん。

...本当に引っ掻いてやろうかな。
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