狼さんに喰われたい。
「あの、これから帰るところなんで」

その場を立ち去ろうとしたが、腕を掴まれてしまった。


「良いじゃん。
ぶつかってきたんだから、責任取って遊んでよ。」


「カラオケ行く?
それともホテル?」

ゲラゲラと品の無い笑いが私を取り巻く。


「やめて下さいっ!」


バッと手を払おうとしたら、思わず男性の頬を引っ掻いてしまった。


「あ...」


「いってぇな。」

男性が自分の頬を押さえる。


「あーあ。
これは治療費いるんじゃね?」

今度はもう一人が私の肩を掴む。


「どう?治療費三万くらいで。
それとも俺らと遊んでくれる?」
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