狼さんに喰われたい。
パタンと閉じた扉を見つめる。

大神さんと出逢って約2週間。

結構、扱い方が分かってきたかも。

大事なのは、『無視』と『必要以上に冷たくすること』だ。

ちょっとでも油断すると、襲わ...身の危険を感じた。



さて、と。
大神さんがいない間に、仕事を片付けちゃおう!





「あ、インクが切れた。」


お昼ご飯を食べて、再び黙々とボールペンで書類の清書をしていると、インクが出なくなった。


大神さん、ペン持ってないかな?


大神さんのディスクの引き出しを開けてみる。


...ぐちゃぐちゃだ。


こんなに引き出しをぐちゃぐちゃに出来るんだ...


バラバラのペンを揃えながら、インクの出るペンを探す。
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