狼さんに喰われたい。
...大神さん、結婚してたの?


頭が混乱する。


どうしよう...


大神さんのディスクの前で考えを巡らしていると、


「ミャーどうしたの?
そんな所に突っ立って。」


振り返ると、帰ってきていた大神さんの姿があった。


「あ...」

聞かなきゃ。


「えっと..その...」

聞きたいことは沢山あるのに、何故か言えない。


「お、大神さん...
お帰りなさい。」

歯を見せて笑ってみる。


「うん。ただいま。
それより何かあった??」


「え?」


「顔が強張ってる。」


大神さんが私の頬をむにーっと引っ張る。
< 97 / 98 >

この作品をシェア

pagetop