あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
 樹沙ちゃんは彼と幸せになるために、私の知らないところで努力をしていたのかも。
 彼女のその努力が早く報われてほしいと、心から願う。

「ありがとうございます。葉月さんにはいつも仲良くしてもらってたのに……ずっと隠してて、本当にすみませんでした」

「樹沙ちゃん、もういいよ」

 真剣な眼差しで深々と頭を下げる樹沙ちゃんに、私はふるふるとかぶりを振った。

 友人だと思っていたのに裏切られたとか、そういう黒い気持ちは一切ない。
 ただ、樹沙ちゃんが無理をしていそうで心配なだけだ。

「がんばりすぎて体壊したらダメだよ?」

「気をつけます。あと、これ以上バレないように、そっちも注意しなきゃ」

「……?」

 苦笑いの笑みをたたえつつ、ブツブツとひとりごとのようにつぶやく樹沙ちゃんだが、私はよくわからなくて首をかしげた。

「実は目撃されたの、葉月さんで二人目なんです。一ヶ月くらい前に、架さんにも偶然見つかっちゃって」

「え?!」

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