あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
 そこから俺は、大学に通いながらバイトに心血を注いでいた。
 特になにか目的があったわけではないが、暇だと友人たちから遊びに誘われるからだ。
 それは飲み会だったり、健全にドライブやキャンプなどもあったけれど。
 男たちだけで遊ぶならいいが、そこへ女が絡んでくると、後日またおかしな因縁をつけられかねない。

 俺はそれを回避したくて、掛け持ちでバイトを増やした。
 バイトだと言えば誘いを断る口実になるし、金も溜まる。一石二鳥だ。

「お前、そんなにバイトしてどうするんだ?」

 友人たちからはしょっちゅうその質問を受けるハメになった。
 どうやらバイトばかりで日々を消化する俺の行動が理解できないらしい。

「いや……どうもしないけど」

「目の下にクマができてるぞ?」

「昨日寝てないから。警備員のバイトは時給がいいんだ」

 今日は講義中に寝てやる。家を出るときからそう決意したくなるほど、この日の俺は眠かった。

 こうして体によくない不規則な生活を送っていても、俺は嫌ではなかった。
 多少寝なくても死にはしないし、若いから体力の回復は早い。

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