あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
 架くんが私の部屋に泊まるのは初めてだから、見られて恥ずかしいものはなかっただろうかと、自分の部屋を思い出してみるけれど、記憶が曖昧だ。

 きっと一緒に寝ることになるだろうから、帰ったらベッドのシーツや枕カバーは新しいものに取り替えよう。
 そんなことを考えていたら、さらに顔が熱くなってきた。


 私の部屋まで帰って来て、中に入って玄関扉を閉めた途端、架くんが後ろから私を抱きしめる。

「葉月っていい匂い」

 そうかな? 香水はつけていないけれど……。

 というよりも、いい香いがするのは架くんのほうだ。
 こうして距離が近くなると、いつも爽やかなミント系の香りがする。

 イケメンは夏でも汗のにおいがしないのだろうか。 本当に不思議。


 後ろから抱きしめながら、架くんが器用に首を伸ばして私の頬にチュっと音を立ててキスを落とす。

 くるりと振り向かせ、妖艶な瞳でさらに唇を奪う架くんは色気たっぷりで、その濃厚なキスに溶けてしまいそう。

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