あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
社長が突如、やさしい“叔母”の表情に変わった。
まるで、不肖の甥を許してやってと懇願するように言葉を紡ぐ。
「金銭感覚は、普通の時は戻ってるの。今の自分の身の丈にあったお金の使い方してる。でも今回は葉月の誕生日だったから、気合の入れすぎで完全に空回りした」
「空回り……」
「そう。高いレストランで食事して、高価なプレゼントを渡せば、葉月が喜ぶと考えたのよ」
安直だとばかりに、社長が艶やかな唇を横に引いてあきれ笑う。
「架が気になること言ってたの。ホスト時代の汚い金でプレゼントを買っても喜ばれるわけがない、って。……葉月もそう思う?」
私はゆっくりとかぶりを振った。
架くんがチョイスしたプレゼントと、その金銭感覚に驚いただけで、そんなふうには思っていない。
「お金は架くんがホストとして働いた対価じゃないですか」
「だよね。葉月ならそう言ってくれると確信してた」
社長は安心したようなため息をホッとひとつ吐き出した。
「ほかの人はどうだか知らないけれど、私は架はホストには向いてないって思ってるの」
「……え?」
架くんはお店のナンバーワンにまでなった人なのに、向いていない、とはどういう了見なのだろう。
まるで、不肖の甥を許してやってと懇願するように言葉を紡ぐ。
「金銭感覚は、普通の時は戻ってるの。今の自分の身の丈にあったお金の使い方してる。でも今回は葉月の誕生日だったから、気合の入れすぎで完全に空回りした」
「空回り……」
「そう。高いレストランで食事して、高価なプレゼントを渡せば、葉月が喜ぶと考えたのよ」
安直だとばかりに、社長が艶やかな唇を横に引いてあきれ笑う。
「架が気になること言ってたの。ホスト時代の汚い金でプレゼントを買っても喜ばれるわけがない、って。……葉月もそう思う?」
私はゆっくりとかぶりを振った。
架くんがチョイスしたプレゼントと、その金銭感覚に驚いただけで、そんなふうには思っていない。
「お金は架くんがホストとして働いた対価じゃないですか」
「だよね。葉月ならそう言ってくれると確信してた」
社長は安心したようなため息をホッとひとつ吐き出した。
「ほかの人はどうだか知らないけれど、私は架はホストには向いてないって思ってるの」
「……え?」
架くんはお店のナンバーワンにまでなった人なのに、向いていない、とはどういう了見なのだろう。