ガリ勉×メガネ=?
「あれ? あ、そっか……移動教室だったんだ」
教科書とノートを探して机の中を覗き込むも見当たらない。
そういえば授業に必要なものは両手に持って廊下に出たんだ。そこで明るい髪の男子にぶつかって……そこからどうしたのかわからない。
あきあたりが持っていってくれてるのかもしれない。うん、きっとそうだ。
安心して机から身を起こしたところで、視界の端に茶色いものを見た。
「きゃあ!」
それは怪我を作る原因となった明るい茶に髪を染めたツンツン頭に、片耳だけのピアスの男子だった。頭の後ろで両手を組み、机の上に投げ出した長い足を組んでいる。とてもお行儀がいいとはいえない座り方だ。
「気付くのおせーよ」
「だって今……」
「お前が大声上げながら入ってくるとこから見てたっつの」
人の言葉を最後まで聞かない奴なのか、言葉が遮られる。
教室の隅に座ってる人がいるなんて、気付かなかった。
ツンツン頭の言い方に少しだけ腹を立てながら、その男子を見た。制服は着崩されて、学ランの前ボタンも中に着ている白いシャツも全開。素肌の上に着ているTシャツが見えている。
見るからに優等生というタイプではない。
「さっきはぶつかって悪かったな」
口を尖らせ、天井を見上げるその姿は、謝るのに慣れてなさそうだった。
ぶつかったのが私だって覚えてたのか……あの時慌てていたみたいだったからちょっと意外。
「どうして先生から逃げてたの?」
「髪、なんとかしろだと」
そういいながら自分の髪を指でつまむ。
「確かに。いかにも染めましたって色だもんね」
ジロリと睨まれて自分が余計なことをいってしまったのに気付く。
教科書とノートを探して机の中を覗き込むも見当たらない。
そういえば授業に必要なものは両手に持って廊下に出たんだ。そこで明るい髪の男子にぶつかって……そこからどうしたのかわからない。
あきあたりが持っていってくれてるのかもしれない。うん、きっとそうだ。
安心して机から身を起こしたところで、視界の端に茶色いものを見た。
「きゃあ!」
それは怪我を作る原因となった明るい茶に髪を染めたツンツン頭に、片耳だけのピアスの男子だった。頭の後ろで両手を組み、机の上に投げ出した長い足を組んでいる。とてもお行儀がいいとはいえない座り方だ。
「気付くのおせーよ」
「だって今……」
「お前が大声上げながら入ってくるとこから見てたっつの」
人の言葉を最後まで聞かない奴なのか、言葉が遮られる。
教室の隅に座ってる人がいるなんて、気付かなかった。
ツンツン頭の言い方に少しだけ腹を立てながら、その男子を見た。制服は着崩されて、学ランの前ボタンも中に着ている白いシャツも全開。素肌の上に着ているTシャツが見えている。
見るからに優等生というタイプではない。
「さっきはぶつかって悪かったな」
口を尖らせ、天井を見上げるその姿は、謝るのに慣れてなさそうだった。
ぶつかったのが私だって覚えてたのか……あの時慌てていたみたいだったからちょっと意外。
「どうして先生から逃げてたの?」
「髪、なんとかしろだと」
そういいながら自分の髪を指でつまむ。
「確かに。いかにも染めましたって色だもんね」
ジロリと睨まれて自分が余計なことをいってしまったのに気付く。