嫌なアイツ



私は二人に話した。


店での出来事を…



翼さんは…

〔兄貴がそんな事をするなんて…。考えられない…〕

と動揺を隠せない翼さん…



言うんじゃ無かったかも知れない…


私は海莉と翼さんと三人で家に帰る事に成り私は晩ご飯を辞退する事にした。


アイツの顔なんか見たく無かったから…



海莉と翼さんが親に話をしてくれて…



私は出席する事なく自分の部屋で食事をする事に成った。



心配した翼さんが部屋に来た。


私は翼さんに皆の所へ行く様に話した。


今日は兄も帰って来てるはずだし…

医大生の弟はきっと翼さんと話がしたいはずだから…



その事を翼さんに話すと翼さんはまた後で来るから…

そう言い残して部屋を出て行った。




はぁ~
大きな溜め息が漏れる…


部屋中いっぱいに…



私は自分の部屋で籠りっきりで…

考える事はアイツの事だった。





アイツは最低だ!

人が創った花束をあんな無残にして…

しかも…

あんな訳の解らない女に…

花の良さも解らない女に花束をプレゼントしたって何の意味もないのに!!


何なのよ!

アイツは一体!!







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