アリスには赤い薔薇を
猫には白兎の首を
「~~~~~」
ふと後ろから
声がした
まさかとは
思うけれど
とりあえず
前を歩くチェリシィに
聞いてみる
「チェリシィ
何か言った?」
「ううん」
「~~~~~」
聞き取れない
けれどしかし
誰かの声がする
「お花さんっ?」
私は期待に
声を弾ませた
「うーん
違う?
この声って…」
あ、チェリシィは
聴力いいんだ
確かに
お花たちは
複数なのに
声はさっきから
同じ人みたいだ