アリスには赤い薔薇を
猫には白兎の首を
「アリス」
またチェリシィが
名前を呼んだ
「気をつけて」
「ん」
また足元には
石が転がっていた
私はその石を
よけて歩く
さっきも見た
ような気がしたが
石なんてどれも
同じに見える
「アリス」
「ん」
また、石
さっきから
微妙に大きい石が
落ちている
それも
苔がついたもの
周りには
苔がないのに
さっきもこんな
石あったよねと
後ろを振り返る
さっきよけて
歩いた場所
石のある
間隔は狭かった
から前の石を
見つけるのは
簡単だろうと
思った