アリスには赤い薔薇を 猫には白兎の首を


さっきの声は
空耳だろうか?


そうとは思えない。
けれど今は
石を調べないと。


「ん~……
苔のついた
ただの汚い石に
しか見えないけど
これが何?」



「苔のついた
汚い石だよ」


チェリシィは石を
指で小突いた。



<いて~な>


さっきと同じ
嫌な声。


<何すんだ~よ>


石から聞こえた?




「っ!?」


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