*武士の花*~花は桜木、人は武士~
意味がわからなかった
土「弘吉……俺、これ…知ってる」
なぜ、知ってるのか
簪を家族の証だと思ったのか
そんな重要なことは、思い出せなくて
弘「土方さん、思い出して下さい
アイツのこと……思い出して下さいよ!」
弘吉に促されるように、頭の中に
総司のとこにいた、桜が浮かぶ
なんで、桜?
弘「思い出して……くれよぉ」
土「弘吉…俺、桜と会ったことあるのか?
桜の顔が浮かぶんだ!どうしてだ?」
俺は、頭を抱えた
弘「土方さん、落ち着いて下さい!」
落ち着こうともう一度、簪を見る
あ
桜 道場
あ
ぜんざい
土「思い出した……」
俺は、渉を忘れていたのか?
弘「渉が力を使って、記憶を消したんです
今日、思い出す日に、簪を渡してくれって
頼まれていました」
土「渉が……?」
弘「土方さんとお姉さんの家に行った後
松本先生の所で、倒れたようで
心臓の病が見つかりました
食事が食べれなかったのは、そのせいです
沖田さんと同じ日、亡くなりました」
……嘘だろ
俺の頭は、真っ白で思考が止まった
1年も前に、渉が……
俺は、記憶がないとはいえ、総司と桜を
誤解して
〝弘吉は、死なせないで〟
弘吉が新選組に入る時、渉に言われたっけ
俺は、やるべきことが見えた
土「弘吉、俺の珊瑚玉は?」
弘「渉が持って行きました」
土「なら、松本先生のとこだな!頼む!」
弘「え?」
弘吉に簪を差し出す
土「頼む!これ…俺のと一緒にしてくれ」
弘「え?」
土「だから、今から江戸に行けって!!」
弘「は?」
土「命令だ!!」
弘「土方さん?言ってることめちゃくちゃなんだけど?」
土「頼むから……」
弘「まず、ここから出ましょう」
土「ひとりで行け!」
弘「さっきから、何訳のわからないこと…
死ぬ気かよ!?」
土「そうだな…助からねぇよ
だから、お前に簪を届けて欲しい!」
弘「……わかったよ…でも、死ぬなよ
……ちゃんと、見つからないようにしてろよ!!」
弘吉が、敵に見つからないように
走って行った
この怪我で、動けるはずがない
動けばすぐに見つかる
渉
俺なら、こうすると読んだな
そして、珊瑚玉を一緒にして欲しいと
願ったはずだ
会いたい
無性に、会いたい
その気持ちばかりが俺を支配した
土「弘吉……俺、これ…知ってる」
なぜ、知ってるのか
簪を家族の証だと思ったのか
そんな重要なことは、思い出せなくて
弘「土方さん、思い出して下さい
アイツのこと……思い出して下さいよ!」
弘吉に促されるように、頭の中に
総司のとこにいた、桜が浮かぶ
なんで、桜?
弘「思い出して……くれよぉ」
土「弘吉…俺、桜と会ったことあるのか?
桜の顔が浮かぶんだ!どうしてだ?」
俺は、頭を抱えた
弘「土方さん、落ち着いて下さい!」
落ち着こうともう一度、簪を見る
あ
桜 道場
あ
ぜんざい
土「思い出した……」
俺は、渉を忘れていたのか?
弘「渉が力を使って、記憶を消したんです
今日、思い出す日に、簪を渡してくれって
頼まれていました」
土「渉が……?」
弘「土方さんとお姉さんの家に行った後
松本先生の所で、倒れたようで
心臓の病が見つかりました
食事が食べれなかったのは、そのせいです
沖田さんと同じ日、亡くなりました」
……嘘だろ
俺の頭は、真っ白で思考が止まった
1年も前に、渉が……
俺は、記憶がないとはいえ、総司と桜を
誤解して
〝弘吉は、死なせないで〟
弘吉が新選組に入る時、渉に言われたっけ
俺は、やるべきことが見えた
土「弘吉、俺の珊瑚玉は?」
弘「渉が持って行きました」
土「なら、松本先生のとこだな!頼む!」
弘「え?」
弘吉に簪を差し出す
土「頼む!これ…俺のと一緒にしてくれ」
弘「え?」
土「だから、今から江戸に行けって!!」
弘「は?」
土「命令だ!!」
弘「土方さん?言ってることめちゃくちゃなんだけど?」
土「頼むから……」
弘「まず、ここから出ましょう」
土「ひとりで行け!」
弘「さっきから、何訳のわからないこと…
死ぬ気かよ!?」
土「そうだな…助からねぇよ
だから、お前に簪を届けて欲しい!」
弘「……わかったよ…でも、死ぬなよ
……ちゃんと、見つからないようにしてろよ!!」
弘吉が、敵に見つからないように
走って行った
この怪我で、動けるはずがない
動けばすぐに見つかる
渉
俺なら、こうすると読んだな
そして、珊瑚玉を一緒にして欲しいと
願ったはずだ
会いたい
無性に、会いたい
その気持ちばかりが俺を支配した