彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)



リアクションに困ったが、褒めて誤魔化してみる。



「さすが瑞希お兄ちゃんの一番の親友で、頼れるお兄さんです!尊敬度が上がりました!カッコいい~!」



人間褒めれば、だいたい納得する。

言い方が少し白々しかったかな?と不安になるが―――・・・・・



「そうそう♪お兄さん、すごいだろう~?照れるなぁ、凛たん!はははは!」



(ヨカッター・・・怪しまれてない・・・・?)



「はーい、超カッコいいですぅ~!!」



もう一度褒めながら、ホッと胸をなでおろす。



〔★凛はピンチを乗り切った★〕




そんなと私は正反対に、





「おお!?占い師!?マジかいなぁ~!?」





本当に初耳の関西人はノリノリだった。



「えらい、ロマンチストやなぁ~先輩!?」

「誰がオメーの先輩だ?静かにしろ、透視に集中できねぇーよ!」

「れ、烈司さん!透視と言うのは・・・・!?」



静かにしろというのに、つい聞いてしまった。

怒られるかもと思ったけど、彼は地図を見たまま笑う。



「まぁ・・・山カンみたいなもんだ。名前や生年月日がわかれば、大体たどれる。」

「そうなんですか!?」

「おおお~すごいのぉー!!」

「けど、この特技はいろいろ大変だから、あんま使いたくねぇーの。」

「え?」

「でも、凛たんに頼られちゃ、答えなきゃダメだろう?ほら、こっち来い。」



呼ばれて、チラッと瑞希お兄ちゃんを見る。




「大丈夫だから。」




そう言って私の肩を抱くと、烈司さんのところまで連れて行く。

その間、烈司さんは地図を見つめたままだ。



「烈司さん・・・」

「凛たん、こっちきて。つーか、シャツ触らせて。」

「シャツ??」

「そこ、血がついてるだろう?」

「血・・・・?」



地図を見たまま、烈司さんが指さす。



「あ・・・?赤い丸がある・・・!?」



丸というか点。




「すげーな、烈司!?よくこんな小さい点を見つけたな・・・」

「ですよね・・・」



〔★普通は気づかない★〕


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