お前、可愛すぎて困るんだよ!
カフェでは、我慢できたのに。



でも、今は……。



どうしても、我慢できなかった。



だから……。



女の子たちに取り囲まれている碧くんの、すぐそばまで走っていって……。



絶対に言っちゃいけない言葉を……言ってしまった。



「碧くんは……。
碧くんは……。
妃莉のなのっ!!
だから、碧くんに触らないで。
碧くんから、早く、離れてよ――っ!!!」



……って。
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