魔王のオモチャ
〜 シャーナ 視点 〜
「サビト
あなた魔王にも効くってお守り渡してくれたわよね?
これ効かなかったんだけど」
私はサビトを睨みつけ、お守りを出し
サビトに見えるように持った
「嘘だ〜
絶対に効くはずだよ
僕だよ?僕が作ったんだよ?
効かないわけがない」
サビトは私の言葉に驚くと
意味深に笑い言った
確かに、サビトの魔法が効かないはずはない…
だけど、魔王に効かなかった
どういうこと…?
「………ああ…分かったかも…」
サビトは少し考えたあとニヤニヤと笑って私を見ていた
「なに?なんで効かなかったの?」
「言わなーい
言ったら、ツマラナイじゃないかー」
コイツは本当に…
楽しいことしか協力的じゃないんだから…
まあ、いい…
次現れたときは殺す…っ!