EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【白魔編】
(確かな絆…?)
なんだろうか。
教会内へ向かう白魔を追いかけながら考える。
と、入口の前で急に白魔が立ち止まった。
「あ、そうだ。聖職者はいないけど、野蛮な奴らがいるかもしれない。ちょっと待ってて」
「え、白魔さん…!?」
一人、教会の奥に行ってしまった白魔。
不安だったが、小鳥は言われた通り入口の扉のところで待つことに。
それから中で騒がしい声が聞こえたがすぐに止み、白魔が「お待たせ」と言って現れるまで五分とかからなかった。
「白魔さん、何してたんですか?」
「ん?ちょっと掃除をね」
「掃除…」
外見と同じで教会内も汚いが、そういう意味の掃除ではないだろう。
「もう全員追い出したから、安心して」
「誰かいたんですか…?」
「不良のたまり場になりやすいんだよ。管理されてない教会って」
「……ちょっとビックリです。闇人の方達って教会、平気なんですね」
「ああ、吸血鬼って苦手なんだっけ?確かにあまり行きたい場所ではないね。でもだからって十字架が弱点なわけじゃないさ」