EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【白魔編】
けれどやっぱり聖なるものやニンニクは好かないと言う白魔。
(確かにスーパーでニンニクはみかけないなぁ…)
小鳥が納得している間に二人は礼拝堂の祭壇前まで来た。
そこには巨大な十字架が飾られている。
白魔はそれを挑発的な眼差しで見上げてから小鳥に向き直った。
「小鳥、僕はね、求めた相手から求められたのって初めてなんだ。求めたものには届かない記憶しかないから、今回も君に選ばれないんじゃないかって…心の奥では諦めてた。けど、君は僕の名前を呼んでくれたね」
恋人を愛でるような彼の瞳が小鳥を映す。
「だから君が僕を選んでくれた時かなり驚いたし…本当に嬉しかった」
そして白魔は彼女の肩をそっと抱いた。
「今から、その嬉しさを形にするよ。君に僕の全てをあげる」