EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【白魔編】
開けなくて良かった。
小鳥がホッと安堵していると、ランベルトが浮かない顔でハァと溜息をついた。
「しかし、どうしちゃったのか…。久しぶりに見たあの子はとても生き生きとしていたのに。これでは昔に逆戻りだ」
「ランランさん、白魔さんとは長いお付き合いなんですか?」
何気ない質問だったが大袈裟な反応を示したランベルト。
恋する女子のように頬を赤らめる。
「きゃ!お付き合いだなんて!歌い出したくなる響きだねぇ!ララララ!ララララ~!」
せっかくのイケメンが台なしになる挙動をしてから彼は小鳥がドン引きしていることに気がついた。
「おう失礼。長いよ~。あの子がリトル・ホワイト・デビルの頃から知っている。えっへん!」
踏ん反り返って彼はペラペラと続けた。
「ちっこい頃はめっちゃプリティーでピュアな少年でねー。よくワタシの公演があると聴きに来てくれたものだよ懐かしい!」
公演が終わってからの白魔とのお喋りをランベルトは今でもハッキリ覚えている。
――ランベルトさん!僕に歌を教えて!僕ね、白鳥の歌を練習したいんだ
――いいぞ。けれど今回は時間がないね。また今度、日本に来る機会があった時にじっくり教えてあげよう
――本当?約束だよ?
――ああ!約束だ