青空の下月夜に舞う 2

裸女の言葉に続き、不良達も次々と口を開く。


「今日は“走り”もあるからな」

「特別に乗る?俺の後ろ」

「バカ!祐也くんだろ」

「麻衣ちゃん有名人になりすぎるだろ、それ」

「いいじゃん!美舞に、女加入」



ワイワイとはしゃぎ出す面々に、目を丸め、見開かれた瞳に涙が溜まる。

思わず俯くと、


「ほら、お前らがバカだから麻衣ちゃん泣いちゃったじゃんよ~」

と、慶太郎。


「麻衣、目から鼻水出てんぞ」

と、祐也。


「ちょっと!女の子に鼻水とか言わないの!」

と、裸女。


「麻衣ちゃん、初だね。特例だ」

と、ミナ。



そして。





「一番下っぱだからな。今日から、仲間だ」





妖艶に微笑んだ響。



“仲間”の言葉に。私は胸打たれ過ぎだ。

口を歪めて思いっきり泣く私に、みんなの笑い声がリビングに響いた。



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