青空の下月夜に舞う 2

部屋に入り、床に座るとエアコンのスイッチが入り、暫くして冷気が出だした所で、裸女が話を始めた。


「ごめんね。勝手に調べるのは、悪いと思ったんだけど」


その言葉に首を振る。

だって。だからこそ私は今日一日を暗い日にしなくて済んだ。


「何かあるんだろうな、とは思ってたんだ。麻衣ちゃんは何か隠してる話し方をするから」


胸が痛む。

野次馬心で話してる言い方ではなく、心配している、と。口に出さなくても雰囲気で感じ取れるから。


「原嶋雄大と幼馴染みだと思ってたの。名字も違うし、まず顔も雰囲気も違う」


慶太郎に、雄大の話をした時。
私は関係性を一切口にしなかった。

言ったのは……出会った年齢。


――――決して嘘は吐いてない、と。



自分自身を無理矢理納得させて。
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