俺のSPはくの一女子高校生

「風魔さんもよろしくお願いします。クラスメイトというだけでなく、古い忍びの血を引く仲間としても」

「うん。よろしくね」


ちょっ、まっ!えっ、どうして楓はそんなに友好的なの?

これじゃ俺がただの酷い奴じゃねえか!猿飛が学校に残るより、遥かにダメージがでかいんだけど!

ショックのあまり机に突っ伏していると、予鈴のチャイムが食堂全体に響く。残っていた生徒が食器を片づけ始め、騒がしくなると、猿飛が椅子を引いて立ち上がった。


「そろそろ教室に戻りましょうか。ほらほら、いつまでそうしているおつもりですか?」

「朔、行くよ」

「ん……」


落ち込んだ気分に比例して、億劫な身体を立たせる。

楓が食器を直し終えるのを後ろから見ていると、猿飛が耳打ちしてきた。


「ぼけっとしていると、私が風魔さんをいただいてしまいますよ」

「はぁ!?」
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