強引上司の恋の手ほどき
「私……付き合って、もらってたの?」

「そりゃそうでしょ? 最初は誰の手垢もついてない子がいいかなぁと思って付き合ってみたけど、本当になんにも知らないなんてね。あんなガチガチに緊張されて俺が楽しめると思ってたの? 仕事はできるみたいだけど、料理もできないし、話しも面白くない。そんな千波に付き合ってあげてたんだ。感謝してもらわなきゃ」

散々な言われ方になにも言い返す事ができない。

私が今までしてきた努力はすべて無駄だったってこと?

どうすれば中村くんに近づけるか努力してきたけど、彼はずっとそんな私を馬鹿にしてたってこと。

「そんな……ひどい」

「あはははは! ひどい? それはこっちのセリフだよ。セックスも出来ない女になんの価値もねーよ。あんなに「痛い痛い」ってどっか欠陥があるんじゃないの?」


欠陥……そんなこと。

泣きたくない。絶対……。
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