新選組と最強子供剣士
七郎は僕の肩を持ち力強く言った。


この人、僕の剣見てなかったのか?


七郎よりは強いし別に平気なんだけど。


「大丈夫大丈夫!じゃ、行ってきま~す!」


僕は七郎に笑顔を見せ、走って屯所の玄関に向かった。





玄関にはすでに隊士達が集まっている。


皆新選組特徴の浅葱色の羽織りをしていた。


あの色、目立つのになんで着るんだろ‥‥‥


「お、剣壱来たか」


「新八さん!今日はよろしくお願いします!」


元気な声を出して挨拶する。


巡察同行が決まった時、2番組の人達にはだいたい話しかけた。


最近では屯所でこ人間関係はよくなってきていると思う。


「じゃ、おめぇら行くぞ」


新八さんの声で組は動きだす。


僕は新八さんの隣を歩く。


さてと、僕もお仕事お仕事。


「ねぇ新八さん」


「ん?なんだ?」


「新八さんは芹沢さんって人のことどう思う?
僕、ちょっと気になってるんだぁ」


「ああ、芹沢さんか‥‥‥」


考え込む新八さん。


芹沢さんの印象は皆だいたい同じ。


酒癖が悪くて暴力的。


ただ、それをどうとらえているかはそれぞれ違う。


「俺は嫌いじゃないけどな」


「そうなの?」


「ああ。確かに性格は良くないが、いいところもある。第一、あの人がいなきゃ新選組は成り立たなかっただろうしな」
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