新選組と最強子供剣士
娘達は芹沢さんと話したことを必然的に親に話すだろう。


それは娘達が悪いのではない。


かといってその親が別に新選組に何かしたわけでもないから、手はだせない。


だから、芹沢さんと娘達が距離をおいてもらうしかない。


「三は‥‥‥問題があると思うか?」


「そうだなぁ。芹沢さんは、目立てないのに苛立ちを感じてるんじゃない?

自分達が新選組で、この京の街を守ってる!
そういうことをもっと主張したいんだと思う。
ま、悪いことじゃないけど」


「そうなのか?」


「組織にそういう奴は必ずいるし、いたほうがいい。そういう人は、必ず窮地に立たされても突破口を見いだせる」


「‥‥‥」


「わからないのは、土方さんはまだそういう経験がないから。あっても自覚してない」


僕は経験あるんだよね。


ちょっとヤバい時、そいつは窮地に立たされているにも関わらず笑っていた。


楽しんでいた。


ま、そいつはでしゃばりすぎて‥‥‥


1番残酷な未来を進んだ。


「さ、土方さん、四だよ。何か質問ある?」


「お梅さんは‥‥‥長州の見方、なのか?」


ありえない、何かの間違い。


そんなことが土方さんの顔には書いてある。


はぁ~この人、本当に新選組の鬼なのか?


見えない、甘い、めんどくさい。


何より厳しさが中途半端なんだよなぁ。


「ま、結論から言うと、お梅さんは長州の者に狙われてるって話なんだよね」


「なに!?」


「お梅さんと合った時、男の人に誘われたのは話したよね?その人達ねぇ、調べたら長州の人だったんだよなぁ」


「調べた?」


「うん。お梅さんが長州の人との交流が多いって分かった時にね」


「そうか‥‥‥どうすっか‥‥‥‥」


何かを考える土方さん。


ふーむ、何か考えることがあるのかな?


「なに考えんの?」


「お梅さんだよ。どう対処するか‥‥‥」
< 110 / 416 >

この作品をシェア

pagetop