新選組と最強子供剣士
そういえば、槍というより薙刀なら立は使いこなせるんじゃ?


「取りあえず、そいつの腕を見てみたい。朝餉を食いおわったら道場にこい」


「はい、わかりました」


「まぁ隊長の御命令ならば‥‥‥」


いったんその場はお開きになり、僕と立は部屋を退室した。


朝餉は部屋に運んでくれるそう。


ふーむ、試合の相手は誰だろうか。


「隊長」


廊下を歩いていると、立が話しかけてきた。


「なに?」


「隊長は、新選組のことを信用しているのですか?」


「いんや。今は取りあえず、お互いに助け合う感じかな?」


土方さんだって、どうせ僕のことをまだ完全に信用してないだろうし。


僕も完全に信用してるわけじゃない。


「まぁちょっとは信用してるよ。実際、この時代に放り出された僕を助けてくれたことだし」


信用してない。


そんなことは言ってられないんだ。


僕はこの時代のことを何もわかってない。


はぁ~あ、こんなんなら、歴史をもっと勉強しとくんだった。


「立は?信用してる?」

ワタシ
「私が信頼して信用しているのは隊長です」


うーむ、やっぱり不機嫌だ。


それもこれも、さっきついた監視のせいだな。


朝はそれなりに機嫌よかったんだけど‥‥‥


不機嫌な立を横に、僕は先の未来を想像して溜め息がでそうになった。





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