新選組と最強子供剣士
それから土方さんは立に目を向ける。


3人とも立に目が向くと、立はニッコリと笑って言った。


「初めまして、でよろしいのですわよね?
         キタナギ リツカ
私(ワタクシ)の名前は〈北凪 立花〉ですわ。
年は今年で19になりますの。

職業は殺し屋で、武器は主に銃全般。
後は監視役や間者の役割をしています。

隊長の組の者なので、隊長の部下ですわね。
未来から来ました。よろしくお願いします♪」


美しい笑みを見せながら自己紹介をした立。


そんな立に、土方さんは眉をひそめた。


「間者‥‥‥おい剣壱、そいつが長州とかの見方してるってことはねぇのか?」


「ないね。してたとしても問題無い」


「なぜだ?」


「そんなことを僕に隠してたら、僕は立を遠慮なく斬るからだよ。立はそれを知ってる」


サラッと言った僕に固まる土方さん達。


「仲間を斬る」って言ったからだろう。


土方さんには何回も言ってるような気もするんだけど。


「立も馬鹿じゃないからね。自分より強い相手を騙そうなんて思わないでしょ」


「お前の方が強いのか?」


「私は隊長に勝ったことはありませんわ。私は隊長の組では一番弱いですし」


「え、剣壱君、本当?」


「立はどっちかというと間者向きですからね。
剣術なら確実に沖田さんの方が上ですよ」


「それに私は剣より銃が得意ですの。まぁこの時代の銃の性能は悪すぎますけど。実戦ではなかなか使えないですわ」


「一回の玉の装填時間がヤバいし」


「せめて拳銃でもあればいいのですが‥‥‥」


ふぅ、と溜め息をつく立。


まぁ無理もないだろう。


この幕末では、刀を使わないといけないのだから。


立は刀、得意じゃないし。


「そういえば立、槍とかはどう?」


「槍ですか?確かに使えますわよ。けど、刀と同じで完成度はそこそこですわ」
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