新選組と最強子供剣士
うわぁめっちゃ怒ってる。


僕、どうなっても知ーらない!


立と藤堂さんが道場に立つ。


さて、立が新選組幹部と剣でどのくらいやり合えるか。


審判は土方さん。


「‥‥‥それでは、初め!!」


初めに床を蹴ったのは立。


身体を回し、回転をつけてから藤堂さんに大ぶりで斬りかかった。


パァン!!


大きな音を立てて交わる2人。


皆が唖然とする中、僕は欠伸を漏らした。


「面白くなさそうですね」


話しかけてきたのは山南さん。


え~、僕、この人とは近づかないようにしてたのに‥‥‥


だって、絶対頭いいしキレそうだもん。


まぁ避けられたらことに、山南さんも気づいているだろうけど。


「そんなことないよ?」


「そうですか?『予想通りすぎてつまらない』
そんな顔をしていますよ」


っな!?


思わず表情が動きそうになった。


この人、やっぱり苦手だ‥‥‥


「なんで?なんでそう思うの?」


「顔にそう書いてあるからですよ」


にっこりと仏のような笑みを浮かべる山南さんに、鳥肌が立つ。


もしかして‥‥‥土方さんよりキレ者だったりする?


うわぁ、そうだとしたらヤバい。


よし、ちょっと開きなおるか。


「うん。立の剣は何回も観てるから、予想通りなんだ。でも、つまらなくはないよ?」


「そういうことにしておきましょうか」
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