新選組と最強子供剣士
不安と恐怖が入り混じった声。


立は‥‥‥白凰と何かあったか?


白凰の名前が出た瞬間、自信がなくなったように見える。


「ティユル、大丈夫だ。自信をもってくれ。お前がそんなんじゃ、僕まで不安になる」


僕はそう言って立に微笑んだ。


僕の笑みを見て、少し楽になればいいけど。


「にゃ~」


「叶、お前もよろしくな」


叶は人の気配に酷く敏感だ。


僕よりも先に気づくんだもんな~


それが野生って奴なのか‥‥‥


「リーダー、これからどうするんですの?今はまだ深夜ですが‥‥‥‥」


「簡単さ」


僕はそう言って、もう1度立に微笑んだ。





「ちょっと八木邸にお邪魔しに行く」





*********************





ガタッ


深夜、酒を飲んでいた芹沢は、反射的に音のした方を見た。


「っと、音たてちゃった」


そう無邪気に、庭にある木箱に座った子供。


「やぁ芹沢さん、いい夜だね」


そう言って、子供は目を細めて言った。


その表情は、妖しく自分を見て微笑んでいる。


背筋が自然と伸びるのを感じた。


「何の用だ?小僧」


「小僧じゃないよ。僕は桜木剣壱」
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