新選組と最強子供剣士
僕は受け止めることができず、そのまま後ろに倒れる。


「リーダー!」


「ヒッ!」


あまりにもキラキラとした目を向けられ、思わず悲鳴をあげた。


「ああ、若かりしお姿!私と再開を果たした時の愛おしいお姿❤️」


立なギュウギュウと抱き締められながら、僕はされるがままになっていた。


頬擦りまでされちゃってるよ。


立と再開した時の姿かぁ。


僕の今のチームが出来た時だから‥‥‥


じゃあ12、13くらいの歳かなぁ。


鏡ないからよくわからんけど。


まぁとりあえず12歳にしとこう、うん。


「って立!ちょっと落ちつけ!」


「あ、も、もうしわけありません」


恥ずかしそうな顔をしながら、立が離れてくれる。


あ〜苦しかった‥‥‥


「りーだー、って‥‥‥やっぱり剣壱なのか?」


「え?あ〜うん、そうだよ。何か急激に成長しちゃった☆」


パチンと皆にウィンクしながらそう言う。


(急激すぎるだろ!!)


あ、今、近藤さん達の心のツッコミが聞こえたような気がしたな。


「剣壱、俺達はお前の事情を知っているからなんとなく理解できた」


「まぁ‥‥‥うん」


「ですが‥‥‥その、隊士の者達にはどう説明するおつもりですか?」


「「あっ、」」


立と僕が同時に声をあげた。


そういえば、考えてなかったな。


こういうときは‥‥‥
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