琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
向かいに座るサイラス様は窓の外を眺めています。
私は思い切って聞いてみることにしました。
「あの・・・」
「・・・どうしました?」
「・・・・」
敬語なんて使わなくてもいいのに。
少し距離が離れたように感じて、少し胸が痛みました。
「・・・今まで通りに話して下さい」
「いえ、フィオナ様は王太子殿下の大事な・・・お客様ですから」
大事な、お客様・・・か。
カフェで話していたように、気さくに話したいのにな・・・。
「どうしてあのカフェに私がいるとわかったのですか?」
「・・・たまたまです。あの夜会で逃げた令嬢を捜し回っていて、休憩であのカフェに入り、そして偶然似たあなたを見つけた。色々と調べたら本人だった。それだけです」
「そうですか・・・」