恋愛ケータイ小説倶楽部
「……あれ。先生、眼鏡?」


見慣れたはずの先生の整った顔は、いつもと少し雰囲気が違っていた。


飴色っていうのかな?


飴細工のような茶色のプラスチックのフレームの眼鏡をかけている。


「ああ、これ?普段はコンタクト。眼鏡は休みの日しか掛けない」


「そうなんですね」


髪も瞳もキレイな黒だから、深い茶色の眼鏡はほんとうによく似合ってて、お洒落で、いつも以上に格好良くみえた。


初めて見た私服も、黒ベースに左胸についてあるポケットだけグレーの生地のポロシャツにグレーの細身のパンツを合わせてて、先生って言うよりは男の人って感じで…


私の胸がドキドキをさらに加速させていった。


それに比べて私なんて……


私は目線を下にし、自分の服装を確認した。


あまりにも色気のない格好。


こんなことなら沙也加みたいに可愛いワンピース、着てくればよかったと後悔した。

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