メシトモ!
「宏実の周りって、何気にイケメン率が高いよね。佐々木さんに涼太君、それに元彼。私のこと面食いってよく言うけど、宏実だって人のこと言えないじゃない」

「いや、たまたまだから。そこに弟を混ぜないで」

 加絵の飽くなきイケメン探求は続くのだろう、と思った。

 食事が終わり、スマホを見ると佐々木さんからメールが来ていた。いつも通りの夕飯のお誘いだった。

「宏実、なんか嬉しそうにスマホ見てるね。誰からのメールかな?」

「内緒」

「内緒ですか。ま、誰かは予想つくけどね」

 加絵はカプチーノを飲みながら、生温かい視線を送ってくる。それを無視して、佐々木さんにメールの返信をした。

「今度もどんな感じだったか聞くね」

「はい、はい。そろそろ帰ろうか」

 割り勘にして、加絵がお会計を済ませてくれた。

「ああ、美味しかった。じゃ、私はこっちだから」

「加絵、駅行かないの?」

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