メシトモ!
「うん、温かいね」

 佐々木さんもニンジンのスープを飲みながら言った。

 サンドイッチもすごく美味しかった。

 特に話もせず、黙々と朝ごはんを味わった。

「駅まで送らなくていいの?」

「うん、すぐそこだし」

 来たときは攻撃的だった朝日も、少し高い位置に動いたおかげで、普通の太陽になっていた。

 駅に続く横断歩道の前で立ち止まった。

「そうっか。あのヴェールのことさ、まだ引き受けてくれるかな」

「ヴェールをリメイクするってやつでしょ?」

「うん」

「やるよ。休みの日が決まったらメールするね。丸一日使えるほうがいいでしょ」

「そうしてもらえるとありがたい」

「わかった。じゃあね。朝ご飯、ごちそうさまでした」

「うん、昨日はありがとう」
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