メシトモ!
 なんの脈絡もなく食事誘われた。

 加絵は「ごちそうさまでした。先に行くね」と言って、私と近藤さんを残して行ってしまった。私が食べ終わるまで待っててくれてもいいでしょ。

 近藤さんは特になにも言わず、とんかつ定食を食べていた。そのうえ、なんとなく話しかけるというオーラを感じ取り、私も中華丼を黙々と食べて先に席を立った。

 更衣室に戻ってスマホを見てみた。そこにはメール一件と着信が一件あった。それは両方とも佐々木さんからだった。

《来週、休み取れそう?》

 そのメールを見て、佐々木さんに電話を掛けた。四回の呼び出し音のあとに「もしもし」と聞こえてきた。

「杉山です。休みのことで」

「うん」

「来週の火曜日と木曜日のどちらかなら休めそう」

「よかった。僕も火曜日が休めそうなんだ」

「じゃあ、火曜日にね」

「じゃあ」

 電話を切るとあの夜の気持ちがぶわっと広がった。
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