メシトモ!
「本当だ。自分で作ったんですか?」

「栄養バランスもかなりよさそう」

 口々に褒められた。そのたびに、弟が作ったんです、と言うと誰もが同じことを口にする。

「あのイケメンの弟さん、料理もできるんですか」

 もう今日一日で耳にタコができた。

「杉山、悪いんだけどシフトを変わってくれないか」

 近藤さんはシフト表を私に見せながら言った。

「都合がつく日ならいいですよ」

「来週の木曜日、早めに帰りたんだ。それで、杉山と俺が交代できる日は今日しかない。どうだ?」

「いいですよ。今日の夜のシフトは近藤さんが入って、私は来週の木曜日の夜のシフトに入ればいいんですね」

「ああ、そうしてくれ。大友マネージャーには俺から伝えておくから」

「わかりました」

 近藤さんは大友さんの所へ行き、シフトの説明をしていた。

 あ、涼太にメールしておこう。《今日は夕飯、家で食べる》とメールを送信した。
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