メシトモ!
「だと、思った。僕はそういう君がいい。肩書や財力に寄ってくるような人は好きじゃない」
「肩書や財力で言い寄ってきた人がいたの?」
「僕にはいないよ。なにも公表していないから。ただ勝手に"Maria Afternoon"のデザイナーだって名乗った奴が、夜のお店でたくさんの女性をはべらしていたっていうのは週刊誌で読んだ。この肩書って、人を寄せちゃうんだなって思ったよ」
「そっか。大変だね」
胸に埋めていた顔を上げた。佐々木さんを見上げると困った顔で「まだ、こっちは見ちゃダメだよ」と言って、強く抱きしめられた。
「僕は大きな家に住む気もないし、無理に荒稼ぎしようとか、巨万の富を得ようとか、考えていないけどいい?」
「大きな家は無理。私、家事が苦手なの。一人暮らしのアパートですら大変なのに、豪邸なんかとんでもないよ。それに、私は身の丈にあった生活がしたい。安くて美味しいお店でご飯を食べて、手頃な値段でもそこそこ質の良いものを売ってるお店で服や家具、雑貨を買う。地道に働いて、時々ちょっとした贅沢をするくらいがいい」
「奇遇だね。僕も同じような考えだ。ほら、君も僕もなにも違わない。むしろ同じ部分のほうがたくさんあるよ」
「肩書や財力で言い寄ってきた人がいたの?」
「僕にはいないよ。なにも公表していないから。ただ勝手に"Maria Afternoon"のデザイナーだって名乗った奴が、夜のお店でたくさんの女性をはべらしていたっていうのは週刊誌で読んだ。この肩書って、人を寄せちゃうんだなって思ったよ」
「そっか。大変だね」
胸に埋めていた顔を上げた。佐々木さんを見上げると困った顔で「まだ、こっちは見ちゃダメだよ」と言って、強く抱きしめられた。
「僕は大きな家に住む気もないし、無理に荒稼ぎしようとか、巨万の富を得ようとか、考えていないけどいい?」
「大きな家は無理。私、家事が苦手なの。一人暮らしのアパートですら大変なのに、豪邸なんかとんでもないよ。それに、私は身の丈にあった生活がしたい。安くて美味しいお店でご飯を食べて、手頃な値段でもそこそこ質の良いものを売ってるお店で服や家具、雑貨を買う。地道に働いて、時々ちょっとした贅沢をするくらいがいい」
「奇遇だね。僕も同じような考えだ。ほら、君も僕もなにも違わない。むしろ同じ部分のほうがたくさんあるよ」