メシトモ!
それを見て、私は鞄の中をかき回す。
「今日も行方不明?」
加絵が私の鞄の底に手を添える。そのおかげで探しやすくなった。
「あっ、あった、あった」
定期入れを加絵に見せると、あきれた感じで「よかったね」と言われた。
「毎回言っているけど、定期は所定の場所を作りなさいよ。とりあえず鞄に入れるんじゃなくて」
「はーい。ありがとう、じゃあね」
「うん、じゃあね」
私たちはそれぞれの利用する改札口へと向かった。
家に帰る道すがら、久しぶりに佐々木さんを思い出した。この一カ月半、仕事を慌ただしくこなしていた。だから記憶から薄れていたんだ、佐々木さんが。
佐々木さんに会った次の日は、ホテルのどこかで会えるかもという淡い期待はあった。でもレストランとブライダルではフロアが違うし、関わることも少ない。当たり前のことだけれど、あの日以来、会ってはいない。
でも意外だったな、仕事をしているときの佐々木さん、そんなに無愛想なんだ。人当たり良さそうなのに。ブライダルフェアのときに見かけることぐらいはあるかな。そのときにどれくらい無愛想なのか見てみよう、思った。
「今日も行方不明?」
加絵が私の鞄の底に手を添える。そのおかげで探しやすくなった。
「あっ、あった、あった」
定期入れを加絵に見せると、あきれた感じで「よかったね」と言われた。
「毎回言っているけど、定期は所定の場所を作りなさいよ。とりあえず鞄に入れるんじゃなくて」
「はーい。ありがとう、じゃあね」
「うん、じゃあね」
私たちはそれぞれの利用する改札口へと向かった。
家に帰る道すがら、久しぶりに佐々木さんを思い出した。この一カ月半、仕事を慌ただしくこなしていた。だから記憶から薄れていたんだ、佐々木さんが。
佐々木さんに会った次の日は、ホテルのどこかで会えるかもという淡い期待はあった。でもレストランとブライダルではフロアが違うし、関わることも少ない。当たり前のことだけれど、あの日以来、会ってはいない。
でも意外だったな、仕事をしているときの佐々木さん、そんなに無愛想なんだ。人当たり良さそうなのに。ブライダルフェアのときに見かけることぐらいはあるかな。そのときにどれくらい無愛想なのか見てみよう、思った。