メシトモ!
「杉山さん、お久しぶりです」

「お久しぶりです」

「いやあ、あれから何度も仕事でこのホテルに足を運んでいるんですけど、なかなか会えないものですね」

「そうですね」

 会場にいる人たちは明日の準備を続けているけれど、明らかにこっちをちらちら見ている。佐々木さんは背を向けているから気が付いていない。

「明日からのブライダルフェアの準備で今日は来ていて」

「そうですか。明日は私もドリンクのサービスで入るんですよ」

「杉山さんもですか。杉山さんと一緒に仕事ができるなんて嬉しいです。お仕事中でしたよね。呼び止めてしまいすみません。明日はよろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」

 佐々木さんはドレスのほうへと戻って行った。

 私も早くここから離れよう。二、三歩進むと突然腕を引っ張られた。

「宏実、佐々木さんと知り合いなの?」

「うわ、加絵。ちょっと仕事中でしょ」

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