メシトモ!
「どれも懐かしいですね。子供のころ遊んだな。佐々木さんが持っている、そのゲームはなんですか?」

 ボードに二等辺三角形の絵が描かれていて、赤と白の駒が横のケースに入っている。

「これはバックギャモンって言うんだよ。西洋のすごろくって感じかな。日本ではマイナーだけど、海外では有名なゲームだよ」

「へえ」

「ご飯が来るまで、どれかやる?」

 これだけたくさんボードゲームを見ていたら、久しぶりやってみたくなった。

「はい。ダイヤモンドゲームがやりたいです」

「いいよ」と言って、佐々木さんはダイヤモンドゲームが入っている箱を持った。

 来ているお客さんを見ると、一人で本を片手に囲碁や将棋をしている若い人がいたり、大学生くらいのカップルがババ抜きしていたり、ただ読書に勤しむ男性がいたり、それぞれの時間を楽しんでいるようだった。

 私たちは残り半分になったカナッペをつまみながら、ダイヤモンドゲームを始めた。

 ダイヤモンドゲームのルールは、メーカーや国によって少し変わる。それはどのゲームも一緒かもしれないけど。

 ボードの上が六芒星の形が描かれていて、星の尖っている部分が赤、緑、黄色、赤、緑、黄色の順番で色分けされている。駒も赤、緑、黄色の三色。赤のエリアには赤の駒を置くという感じで駒を並べる。そして反対側にある同じ色のエリアに駒を全部移動させた者が勝つというゲームだ。

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