メシトモ!
「そうですね」
私も鞄からスマホを取り出すと、佐々木さんはスマホを近づけてきた。お互いの電話番号とアドレスを赤外線で送信した。
「これでよし。それと、敬語使わなくていいよ」
「佐々木さん、願い事は一つだけですよ」
「これは願い事じゃないから。僕からの指令」
「指令、ですか?」
「そう。僕たち、いい友だちになれると思うんだ。こうやって食事して、くだらないこと話して、笑い合う。だから敬語は禁止」
なぜか、願い事を一つ叶え、指令も一つ聞くことになってしまった。いや、正確には願い事は二つだ。ご飯の約束と連絡先を教える。これじゃあ、本当に負けた方が勝った方の言うことを三つ聞くになってしまった。
策士だ、佐々木さんは策士だ。私の中でどんどん佐々木さんのイメージが変わっていく。
「さて、そろそろ帰ろうか」
「はい」
佐々木さんはなにも言わずに伝票を持ってレジに行ってしまった。割り勘や個人会計にするといったことを全く言う隙がなかった。
お店を出たところで「あの、お金」と佐々木さんの背中に向かって言った。
私も鞄からスマホを取り出すと、佐々木さんはスマホを近づけてきた。お互いの電話番号とアドレスを赤外線で送信した。
「これでよし。それと、敬語使わなくていいよ」
「佐々木さん、願い事は一つだけですよ」
「これは願い事じゃないから。僕からの指令」
「指令、ですか?」
「そう。僕たち、いい友だちになれると思うんだ。こうやって食事して、くだらないこと話して、笑い合う。だから敬語は禁止」
なぜか、願い事を一つ叶え、指令も一つ聞くことになってしまった。いや、正確には願い事は二つだ。ご飯の約束と連絡先を教える。これじゃあ、本当に負けた方が勝った方の言うことを三つ聞くになってしまった。
策士だ、佐々木さんは策士だ。私の中でどんどん佐々木さんのイメージが変わっていく。
「さて、そろそろ帰ろうか」
「はい」
佐々木さんはなにも言わずに伝票を持ってレジに行ってしまった。割り勘や個人会計にするといったことを全く言う隙がなかった。
お店を出たところで「あの、お金」と佐々木さんの背中に向かって言った。