あなたに包まれて~私を分かってくれる人~
あと1時間ほどで仕事の区切りがつきそうだ。
そこで一度スマホを覗いてみる。
-あと1時間ほどで帰れそうだ。-
そんなラインが郁也さんから届いていた。
時間は15分ほど前。
無理して帰る算段をしていないのだろうか。
一瞬いつもより早い時間を郁也さんが言って来た事に首をかしげる。
でも今は、私の方が急いで仕事を片付けなくてはならないようだ。
私は一目散に仕事に取り掛かる。
予定していたより20分ほど早く仕事を終わらせた。
私はもう一度スマホを覗く。
-今、駅に向かっている。-
5分前に送られてきたメッセージ。
そう言えば、さっき誰かが出かけて行ったような気配がしたな。
それが郁也さんだったのかな。